
紹興酒とは
中国・浙江省紹興市。水の都とも称されるこの地で、2500年以上にわたり受け継がれてきた酒があります。それが「紹興酒」。もち米、小麦、そして名水・鑑湖の湧水を用い、伝統的な並行複発酵という技法で醸されるこの酒は、長期熟成によって深みと香りを増し、まるで時を閉じ込めたような味わいを持ちます。
紹興酒は中国の「黄酒(ホワンチュウ)」の代表格であり、ビール・ワインと並ぶ世界三大古酒のひとつとも称されています。その歴史は越王勾践の時代にまで遡り、皇帝や賓客をもてなす酒としても重宝されてきました。
現在では、フランスのシャンパーニュと同様に、紹興市で定められた基準を満たした酒のみが「紹興酒」と名乗ることができる地理的表示保護制度の対象となっています。その厳格な基準と伝統的な製法は、2006年に中国の無形文化遺産にも登録されました。
PrivateDining Kでは、料理との調和を考え、厳選した紹興酒をご用意しております。熟成によって生まれる「陳香(ちんこう)」——干し果実やナッツ、カラメルのような香り——は、蟹や醤油を使った料理との相性も抜群。一口ごとに、悠久の物語が広がります。
当店では紹興酒を5年~20年までご用意してりますので特別なお席で特別なお酒をご一緒にお楽しみ下さい。
関帝白磁陳年紹興酒 10年
陳年紹興貴酒 15年
古越龍山陳醸 20年